ぼくは錆びた鉄の階段を昇っていた。
その階段は錆び止めの赤茶色の塗料とさびが混ざり合い、独特の色を出している。
風が強い。
ここは建築物なのだろうか。
いや、巨大な飛行物体なのかもしれない。
時折ゆれる、その感覚が、地面に植わっているものとは異質な感覚だ。
ガラスのはまっていない窓からは真っ青な空が見える。

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